Vol. 1

「うみねこテラス&スキムガーデン」が提案する海のある暮らし

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海。それは、夏になれば家族連れやカップルで賑わう、誰もが心躍らせる場所。

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日本海に面した新潟県上越市に、2016年3月にオープンした、カフェとスキムボードの専門店「うみねこテラス&スキムガーデン」があります。

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扉を開けると、思わず駆け出したくなるような海原が一面に広がります。看板メニューはご飯の量が選べる、ボリューム満点のロコモコ。海が見渡せるテラス席もあり、心地よい波音が聞こえてきます。

オーナーの北澤翼さん(以下、北澤さん)は長野県長野市在住。どうして地元ではない新潟県上越市でお店を開いたのでしょうか? さっそくお話を伺いました。

海好きが高じてカフェオーナーへ

オーナーの北澤さん
オーナーの北澤さん

ー まず「うみねこテラス&スキムガーデン」をオープンしたきっかけを教えてもらえますか?

北澤さん もともと海が好きで、趣味のスキムボードをやるために週2ぐらいで上越に来ていました。何度か来るうちに、新潟には海があるのに海が見えるカフェってすごく少ないなぁと気づいたんです。長野は海がないから、どうせ毎週来るなら海が見えるカフェがあったらいいなと思って。

ー それで、ご自身でカフェを開業することに……?

北澤さん そう。短い期間で母や友人に開業準備を手伝ってもらったりと、急に引っ張り回されてみんな大変だったと思います(笑)。

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自家製ハンバーグのロコモコプレート 1,200円(ドリンク・サラダバー付き)

ー 周りの方々のご協力があっての開業だったのですね。カフェの料理はどなたが作っていらっしゃるんですか?

北澤さん 私の母です。母は長野でパッチワークの先生をやっていたのですが、料理をつくることは好きだったので、このお店のために仕事を辞めて上越に引っ越してもらいました。
スタッフとして働いてもらっている女性も友人のひとりです。

ー お母様は突然新潟に来ることになって、嫌だとは言われませんでしたか?

北澤さん それはなかったと思うんですけどね。うーん、嫌だったのかなぁ(笑)。

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ー ちなみに店名の「うみねこ」にはどんな意味があるのですか?

北澤さん 自宅で7匹猫を飼っているんですよ。なので鳥のうみねこではなくて、”海の猫”をイメージして付けました。じつは長野にもピザを提供するカフェ「ねこぽぽテラス」を運営しているのですが、そっちは親猫の名前、ぽぽからつけています。

ー ふたつも飲食店をやっていらっしゃるのですね! 料理の経験はあったのですか?

北澤さん 飲食店のアルバイトだけですね。ただお店を開く前に、2年ぐらい毎週自宅に友人を集めてピザパーティーをやっていたりと、料理をつくるのはもとから好きでした。

波乗りスポーツの選択肢として、スキムボードを広めたい

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ー すみません……。そもそも「スキムボード」というスポーツがあることを初めて知ったのですが、サーフィンと比べるとどんな違いがあるのでしょうか?

北澤さん そうですね。サーフィンは沖までボードを漕いで乗りますが、スキムボードは沖に向かって走って乗るんです。浜辺の浅いところで乗るので、泳げなくても意外と大丈夫。サーフィンと違って波がなくてもできるし、その時々によって遊び方をいろいろ変えられるのが魅力ですね。
それにボードが小さいので、持ち運びが楽で初心者でも始めやすいですよ。お子さんにもおすすめです。

ー お子さんだと、いくつぐらいから始められますか?

北澤さん 波打ち際でやるので、4才ぐらいからできるかな。ここなら、海でお父さんと子どもがスキムボードをやっているあいだ、お母さんがカフェの上からその様子を見ていることだってできます。

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ー それは安心ですね。カフェ店内に併設されているショップ「スキムガーデン」では何をされているのでしょうか。

北澤さん スキムガーデンは新潟県初のスキムボードの専門店で、スキムボードの貸出などを行っています。私は「スキムガーデン」という名のプロスキムライダーチームの代表も務めています。ライダーは講師にもなれるので、店の目の前の海で体験教室も開催しています。チームメンバーの中には、全日本大会で一位をとったスキムライダーもいるんですよ。

ー すごいですね…! その日本一の方はどちらにいらっしゃるんですか。

北澤さん 彼は新潟県柏崎市出身です。日本には、湘南など波がいい場所はたくさんありますが、全日本チャンピオンが新潟県にいるということは、本当にすごいことなんですよ。スキムボードは波乗りスポーツとしてまだまだマイナーなスポーツなので、彼と一緒にもっと盛り上げていきたいと思っています。

うみねこテラス&スキムガーデンができるまで

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ー こちらの物件はどのように探したのでしょうか?

北澤さん 結構探しましたね。海が見えるところがないかなーって、この辺りをぐるぐる周って。ようやくここを見つけて、翌日に契約しました。

ー 思い立ってからすぐにカフェを始められていますが、うまく軌道にのらなかった場合の不安はなかったのでしょうか。

北澤さん いや、始めるからには成功させることだけを考えていました。不安に思っていても、物事は何も進まないでしょう? 私はカフェ以外に、個人事業主のデザイン事務所で※1DTPデザインとお店の内装やコンサルティングの仕事をやっているんです。それも3年、4年とやっていると、なんとなくやっていけるわって思えてきて。その経験があるので、今回もどうせ大丈夫だろうって思っていました。

※1:DTPデザイン…雑誌・広告など出版関係のデザインのこと。

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ー 色々な経験があるのですね。こちらの内装もご自身で手がけられたのですか?

北澤さん そうですね。店の床はわざとコンクリートにして、スキムボードをやって海から上がってきても砂を簡単に掃けるようにしています。あとペット連れもOKなんですよ。

ー 素敵ですね。今後お店をどのようにしていきたいですか。

北澤さん カフェに来てくれたお客さんが、スキムボードをちょっとやってみようかな! と興味をもってもらえたら嬉しいですね。店内にはいずれシャワーも設置するので、海辺でスキムボードをやって、戻ってきたらシャワーを浴びて、お腹が空いたらロコモコを食べてもらう。もっと気軽に海のある暮らしを始めてもらえる、そんなきっかけを提供できる店にしていきたいです。

取材を終えて

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「海の近くにカフェがあったらいいな」

そんな思いからオープンした「うみねこテラス&スキムガーデン」。人は何かやりたいと思っても、なかなか踏み出せなかったりします。けれど今回北澤さんのお話しを聞いていると、とにかく恐れずに始めてみることが大切なのだと実感させられました。
そんな北澤さん、なんとバリでホテルを開業されるとか! ますます今後の動向に目が離せません。

暮らしミタ人

北澤 翼

北澤 翼

長野県長野市出身、バリの大学を卒業。 現在は長野市と上越市にそれぞれカフェを経営。 スキムボーダーが多数所属する、チームスキムガーデン代表。

Writer

五十川 ルリ子
この記事を書いた人
五十川 ルリ子

新潟県在住。食べることやカフェめぐりが大好き。自ら足を運んで惚れ込んだお店や、魅力ある人へ取材をしています。

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